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  • 執筆者の写真乙女の事情

恋愛トラブル回避! 「言辞施(ごんじせ)」と「心施(しんせ)」

仏教の開祖であるお釈迦様は「雑宝蔵経(ぞうほうぞうきょう)」の中で「無財の七施(むざいのしちせ)」を説かれました。その7つの教えの中の「言辞施(ごんじせ)」と「心施(しんせ)」に触れていきます。恋愛関係でのトラブルの多くは”言葉遣い”が原因です。例えば、金銭問題、浮気が原因だったとしても、そのあとの感情的な言葉遣いが問題を大きくしてしまいます。日ごろからの心がけで、ガラリと関係を改善できるのが”言葉遣い”なのです。

とくに、復縁、三角関係などで悩んでいる人は、ぜひ、参考にしてみてください。



恋人とのケンカがなぜ多いのか


恋人同士だけでなく、職場の人間関係、スーパーの店員さん、何かサービスを受けるとき「カチン」と、感情的になってしまうのは相手の言葉遣いや態度ではないでしょうか。


生まれてきて死ぬまで悩み続ける人間関係ですが、多くは相手の言葉遣い・態度が発端ですよね。

「タメ口を聞かれた」、「あいつは勝手なことばかり言う」、「ごちそう様の一つも言わない」、「愛想がない」、「言うことが、いちいちキツイ」……。


いきなり恋人に別れを告げられてしまった……。

明日からどうして生きようか、どうしたら復縁できるのだろう。

「彼の今の気持ちは?」、「復縁はいつできるの?」、「私のことまだ愛している?」

先のことを考えてしまいがちですが、恋人との出会いから別れまでの間のことをまずはよく見直してみませんか。


感情に任せて相手にキツイことを言ったり、自分ルールを守らせようと必死であったり、

求める気持ちが口から出ていなかったでしょうか。

恋人だからという甘えが、実は自分がされて嫌な言葉遣い・態度になっていなかったでしょうか。


生きる人が幸せになる教え


お葬式や法事は仏教式が多いでしょう。お墓、〇〇回忌など仏教は亡くなった人のために作られたものだと思う人が多いかもしれません。単純なビジネスだと割り切っている人も少なくないでしょう。


でも、実はお釈迦さまは”生きている人”の苦しみや悩みを解決する教えを説かれたのです。

たくさんの教えがある仏教の中で、「今昔物語」に影響を与えた「雑宝蔵経(ぞうほうぞうきょう)」という教えがあります。


その中に、幸せになる秘訣が詰め込まれた「無財の七施(むざいのしちせ)」というものがあります。簡単に言えば、自己を高めれば、自分だけでなく世の中の人を幸せにできるという教えです。


そこで、7つある教えの中で2つだけでも意識してみませんか。

意識して気を付ければ、その瞬間から恋人との人間関係がより良くなり、復縁も叶いやすくなるでしょう。


幸せになるための秘訣! 「言辞施(ごんじせ)」と「心施(しんせ)」


辛いとき、苦しいときに自分の気持ちに添って優しい言葉をかけてもらえたり、ねぎらってもらえたら嬉しいですよね。


大きなプロジェクトを無事に達成したとき、

結果よりも、過程の努力に触れられた方が嬉しいですよね。

物では絶対に感じることができない、喜びは「言葉」から生まれます。


■「言辞施」…相手を思いやる優しい言葉です。「ありがとう」、「大変でしたね」、「嬉しいです」、「感謝します」などです。

※愛語施(あいごせ)とも言われます。


■「心施」…心配りのことです。相手の気持ちに立って、同じ痛みを感じ接することです。喜びも痛みも一緒に感じることで、相手に好意を伝えます。自分だけが得をしよう、失敗した人を責める態度とは真逆の優しい心配りです。


この2つを意識して、恋人に応用するとどうでしょうか。

例えば、

手料理を彼女が作ってくれたとします。

「お肉がトロトロに柔らかく、素材の臭みもありません」

美味しいという言葉もいいですが、長時間煮込んだ手間、薬味や調味料に工夫があることが予想できます。その努力を褒めてあげるとどうでしょうか。

「この男性は私のことが分かってくれている」と思ってもらえます。


せっかく愛情を込めて作ってくれた彼女の手料理です。努力や苦労、気配りを少しでも探してみましょう。

もし、見つからなければ、どんなに感謝しているか一言でもいいので、たまには伝えてみましょう。


また、彼氏が素敵なレストランを予約してくれました。

ごちそう様でしたもいいですが、あなたが満足するレストランを探すのには、相当な苦労をされたはずです。

「こんな素敵なお店、よくご存じでしたね。探すのは大変だったのではないですか」

この一言で彼は、「自分の見えない努力を、きちんと見てくれるずっと一緒にいたい女性」だと感動するのです。


目に見える部分は重要ではありません。

重要なモノは、目に見えない場所に隠されています。

それをいかに見つけて、言葉に出すか。優しい気持ちで言葉に出せば、顔にも態度にも表れます。


これが、「言辞施(ごんじせ)」と「心施(しんせ)」です。

簡単なことですよね。


ヒトは、意識すれば、言葉や態度が変わります。

言葉と態度が変われば、行動が変わります。

行動が変われば、”運命”が変わります。


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