日本名と産地例
ラリマーには、「ソーダ珪灰石(けいかいせき)」という日本名があります。ラリマーの採掘される場所は世界で一カ所しかありません。ドミニカ共和国のみ(南部のパオルコ鉱山)です。ラリマーの値段がとても高い理由が頷けます。
石の概要
「愛と平和」を象徴するラリマーは、カルシウムとナトリウムを含むケイ酸塩鉱物であるペクトライトのうち、とくに青色系が強いものを指します。
ラリマーの青色は、不純物として含まれる銅やバナジウムによって発色します。一方、不純物としてマンガンを含むペクトライトはピンク色を発色し、ラリマーと区別されます。
恋愛の伝承
ラリマーには、恋愛に関する複数の効果があります。まず、ラリマーには癒しの効果があり、前回の恋愛で深く傷ついた心を癒してくれると言われています。
その結果、恋愛に対する恐怖心が払拭され、新たな出会いを求めて踏み出す気持ちが生まれてきます。またラリマーは、現在進行中の恋愛に対しても効果があり、続けることが辛く終わりにさせたい恋に対して、終止符を打ってくれると言われています。
いわば、ローズクォーツが最初に身に付けるパワーストーンなら、ラリマーは最後に身に付ける天然石と言われています。
その他の伝承
ラリマーには、想像力やインスピレーションを高める働きも持っており、思い込みから解放してくれます。今まで思いつかなかったアイデアを閃かせてくれる効果があると言われています。
取り扱いの注意
ラリマーには汗に弱いという性質があります。取り外した直後に乾いた布で拭くなどの対処が必要です。
また、ラリマーはアラゴナイトなど他の石を着色した偽物が大量に出回っています。白っぽいから偽物ということもなく、色が濃いいから品質が高いとも言えません。中にはラリマーの粉を練り合わせた「練りラリマー(※青みが強い特徴)」という商品が純粋なラリマーとしてオークションサイトで取引きされています。
ラリマーは一生ものの買い物です。プロでも鑑定が難しい石ですので、信頼できる専門業者を通して購入することをおすすめいたします。
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