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神様の使い眷属(けんぞく)とは? 眷属に守られている人の特徴


「眷属(けんぞく)」という言葉をご存知でしょうか。大人気ノベル・アニメ『化物語』のストーリーに大きく関わる「けんぞく」ですが、「眷愛隷属(けんあいれいぞく)」、「眷顧隷属(けんこれいぞく)」を略した言葉で、二通りの意味があります。

①血のつながりのある者、身内、親族、一族。

②従者、家来、配下の者、隷属身分の者、取り巻き。

仏教や神道でいわれる眷属は、②の意味合いが強く、特定の者や存在に従い守る者と考えていいでしょう。



仏教や神道における眷属


仏教では…仏や菩薩について従う者を眷属と言います。

例えば薬師如来の十二神将、千手観音の二十八部衆など。

眷属は、薬師如来や千手観音の周りに配置され、常に如来や観音をお守りしています。。


神道では…神様の使いである霊的存在で、動物として表されているものを眷属と言います。「ご眷属」、「眷属さま」とも呼ばれ、神社などで大切に祀られています。

ここでは、神社で祀られている眷属について詳しくご紹介しましょう。


神社におられる眷属の存在


全国各地の神社には、それぞれの眷属が祀られています。神社に参拝すると色々な動物を目にしますよね。そもそも神様と人間は、波動が違いすぎて直接関わることはできません。神様と人間の橋渡しをしてくれる大切な存在が、眷属なのです。


眷属によっては、人を選んでついてくる場合があります。悪いことを起こすためではなく、その人を守るためです。眷属に守られている人は、悪いものを避けられたり、運がよくなったり、豊かさのサポートが得られたり、ということが起こります。


また、眷属に守られている人は、この世で使命を持っている人の場合もあり、世のため人のために苦労する人もいます。

では、眷属にはどんな種類の動物がいるのでしょうか。代表的なものをみていきましょう。


眷属の種類


・龍… 龍は波動が最も高く、最高級の眷属。眷属の中で唯一「神」をつけて、「龍神」とも呼ばれます。龍神は地球を守ってくれる存在であり、風を吹かせたり雨を降らせたりと、天気を変えるほどのパワーを持っています。戸隠と箱根に祀られている九頭龍大明神は、龍神の中でも別格と言われるほどの最強の存在。


龍神に守られている人は、それまでの人生とはレベルの違うダイナミックな運気の流れを起こすことができるようになり、その結果、夢や目標が驚くほど短時間で叶うようになるでしょう。


・鶏…天照大御神(アマテラスオオミカミ)を祀る最高位の神社、伊勢神宮の眷属として有名です。鶏は天照大御神が隠れていた「天の岩屋戸」の前で鳴き声をあげて、大神の再現を知らせ、闇を払い再び光を取り戻す役割を担ったとして、天照大御神の神使とされています。その他、高知大神宮、平群神社など多数の神社の眷属。境内で神鶏として大切に飼われていることも多いです。


・狐…稲荷神社の神の使いとされる眷属。京都の伏見稲荷大社を本官とする系列神社に祀られていて、商売繁盛、五穀豊穣などのご利益があると言われます。稲荷神社は全国に約3万以上もあるので、狐は馴染みのある眷属といえるでしょう。狐に守られている人には、豊かさがもたらされます。


・猿…古くから山の神の眷属として祀られてきました。また、比叡山の麓の日吉大社にも古代から祀られ、神猿(まさる)さんと呼ばれています。

「まさる」は「魔が去る」「勝る」に通じ、縁起のよいお猿さんとして大切にされ、魔除けの象徴ともされています。


・牛…太宰府天満宮、北野天満宮、また東京の牛島神社などの眷属として祀られています。自分の体の悪い部分と同じ箇所を撫でるとよくなると言われ、「撫で牛」としてもあがめられています。また、頭を撫でると頭が良くなると信じられていて、受験シーズンには受験生たちがお参りし、守っていただきます。


・オオカミ…埼玉県秩父の三峰神社などの眷属。その昔、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の道案内をしたとして、眷属として祀られています。

三峰神社では、「御眷属拝借」が古くから行われています。「御眷属拝借」とは、御眷属様を御神札として一年間拝借し、一家の無病息災を守っていただくというものです。


以上、眷属の種類をご紹介しましたが、その他にも、鹿島神宮や春日大社の鹿、出雲大社、弁財天の蛇、鶴岡八幡宮の鳩、水天宮の犬、護王神社の猪、大黒天のネズミ、朝護孫子寺の虎、住吉大社のウサギ、羊神社の羊、紀州熊野三山のカラスなど。たくさんの眷属がおられます。


眷属に守られている人の特徴


まずは、どんな人が神様の使いである眷属(けんぞく)に好かれて、守ってもらえるのか。

眷属とは本来、生き物です。人間のように感情があると言われています。

・成長しようと向上心を持ち一生懸命な人

・感謝の気持ちを持っている人

・自分の得よりも、人の幸せを願える人

・成功者を祝える人

・他人のミスをフォローしている人

・悪意を持たない人

・年収や社会的地位、外見などの見える部分ではなく、視えない部分に価値を見付けられる人

など、こういった人が眷属に好かれる傾向があります。


そして、眷属に守られることで、


【自然と仕事でも、恋でも、いい方向へと進んでいく】のです。


「私って運だけでここまでこれた」と思っていても、実は日ごろから徳を積む生き方をしており、眷属に好かれて守られているのです。

そんな眷属に守られている人の特徴は、

・イベントや大事な場面で雨が降る

・虹を良く見る

・猿、犬、龍など生き物の形の雲を見る

・「8」の数字をよく見かける、または「8」が関わってくる

が挙げられます。


眷属にも人間と同じように感情があります。ときには、あなたに存在を気付いてほしくて何かしらのサインを送ってくることもあるようです。あなたの成功や成長を心より喜んでくれています。


何か願い事が叶ったとき、対象物がなくても心の中で【感謝の気持ち】を伝えると、

眷属はとても喜んでくれます。

また、神社で願いごとをして叶ったとき、力を貸してもらえたときには、

お願いのしっぱなしではなく、今度はお礼の参拝に行くと眷属は喜んで引き続き力を貸してくれるでしょう。

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