探し物が見つからずに困ってはいませんか。そんなときは、失せ物が得意な占いをやってみるのもいいですよ。得意な占いは、ダウジング、ジオマンマンシー、ホラリ―占星術に易占い。易占いの歴史は古く、易経(えききょう)として完成したのは3,000年以上前とも言われています。
易占いの特徴
易占いの特徴は、どんなことでも占えることです。もちろん、失せ物も占うことができます。また、絶対的な答えではなく、どのようにしたら良いのか示すものです。卦(け)の答えの判断は、占いを受けた方が状況を照らして想像し、読み解くものです。
正式に占う場合には、筮竹(ぜいちく)、算木(さんぎ)、筮筒(ぜいとう)、掛肋器(けろくき)の4つの道具が必要ですが、コインやサイコロで自分で占うこともできます。形式にとらわれずに、しんしに受け止めることができれば役に立つ占いですよ。
サイコロの目で失せ物を探してみましょう
対面で鑑定が行えないので、1~6までのサイコロに出た目から簡単な「卦」を出します。
今のご自分の状況に照らし合わせて、イメージしてみてください。
なくした物を思い描きながらサイコロを振ってください。
さすれば、
「当たるも八卦当たらぬも八卦」
1の出目
「水雷屯(すいらんちゅん)」
探すタイミングがズレた。失せ物との縁がなくなっている。
2の出目
「風地観(ふうちかん)」
大きい物なら南東の高い場所。小さい物は他の誰かの手に渡っている。
3の出目
「山沢損(さんたくそん)」
この世に形として残っていない。
4の出目
「火沢癸(かたくけい) 」
探しても見つからない。時期がくれば、出てくる
5の出目
「雷山小過(らいざんんしょうか)」
忘れた方がいい。探し物と縁がない。
6の出目
「雷沢帰妹(らいたくきまい)」
そのうち出てくるが、壊れているか変形して使い物にならない
失せ物の卦は、なかなか手厳しい答えですが、これをきっかけに易占いにも興味を持っていただければ幸いです。
【執筆者紹介】
易占い師・沢庵(たくあん)。お寺の長男として生まれたが、跡を継がずに易占いで日本全国を回っている。仏様の教えに従った法話も人気。
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