top of page
執筆者の写真乙女の事情

命・ト・相 -相の章―  占いの根源

相を使った占いとは、顔や手など目に見える対象の姿形から、恋愛、結婚、復縁、不倫、金運、仕事運、現在の人への影響や吉凶など幅広くみます。図形心理学、視覚心理学、音声心理学と関係があります。占いの種類は、手相占い・人相占い・姓名判断・印鑑占い(印相占い)・夢占い・名刺相占い・風水・家相・墓相・夢占い・インド風水(ヴァーストシャーストラ)。画像のようにみんな人相が違います。その違いを見つけることが相の難しいところ。



【中国五星術】については、こちらを参照に


相―「データーの積み重ね」で占う


相とは、特殊な人にだけというのではなく、誰でも目に見える姿・形・位置を対象に占うものです。視覚心理学・図形心理学・印象心理学なども応用されています。物を使わないので対象となる人や物と一対一で行われます。例を5つ挙げていきます。


風水


住居や会社などの建物、お墓などで、気の流れや位置による吉凶を見るものです。悪い気を外に流し、入らないようにすることで災いを遠ざけ、良い気を取り込むというものです。


例えば、陽宅三要と言われる住居の風水では、「門・房・炉」からなり、それぞれ「玄関・寝室・台所」を指します。玄関は吉方に配置し、家の中に良い気を取り込む。寝室も吉方に配置するが、最大吉方では気が漲り過ぎて落ち着かない。台所は逆に凶方に配置することで、悪い気を燃やすとなります。


ほかにも、風水地理五訣という地理学により、「龍・穴・砂・水・向」と5つの条件で土地の位置・起伏・形状・水など様々なものを取り入れて、吉凶を示します。


人相占い


歴史は古く、日本では室町時代、ヨーロッパではアリストテレスやプラトンも研究していたと言われています。髪型はほとんど対象にならないのですが、それ以外は骨格・造形だけではなく、表情や目付き、シワ・ホクロ・眼鏡のかけ方や化粧にいたるまでも占いの対象です。


「福耳の人は金運に恵まれる」であるとか、「右目の目尻から下に泣きボクロのある女性は恋愛に恵まれる」などが有名な話しですね。


占いの専門家でなくても、今日は表情が暗いとか、嫌なことがあったのであろうとか、やはり表情は相手に多くの情報を与えるものです。


逆に人相を研究して好印象を作ることで恋愛を成功させた事例も多数あります。

芸能人やアイドルなどがよく使う手法です。


手相占い


手のひらに刻まれる線や手の形そのもの、肉付きや血色・爪などから性格・運勢・相性・結婚や寿命を占います。


手に刻まれた線は変化していくものですが、運気を高めるために整形手術を行う人もいるほどです。占いの中でも非情にポピュラーなもので、関心度の高い占いの一つと言えるでしょう。


印鑑占い


印相と言われ、素材も様々で形も文字も多種多様です。印鑑を押すという行為は何かの確認事項や意志決定の折です。その用途から、個人でも企業でも運気を気にする傾向にあります。ただし、そのような心理をついた詐欺行為も見られますので、充分にご注意ください。


夢占い


誰にでも目に見えるものですが、これは他人には見る事ができません。その夢を見た本人にもしっかりと確認できないことが大半でしょう。


また、夢そのものが忘れやすく記憶から消えていく過程で色付けされたりすることで、夢そのものも変わっていってしまいます。


潜在意識の中ですので、ストレス・疲労・プレッシャーなどが夢に影響を与えているのでしたら、気にためておく方が良いかもしれません。


いろいろな学問を元に膨大なデーターと確実に目に見えるものを占う「相」という定義からは逸れてしまい、分析が出来るほどのデーターもない夢占いなのですが、これもやはり「相」の一つです。


まとめ


内面は表に出るということです。苦虫を噛み潰したような表情では、人相学を学んでいない人でも敬遠するでしょう。笑顔で穏やかな表情の人には人が集まってきます。


機嫌は伝染します。暗い表情の人の周りには同じような人が集まり、明るい表情の人の周りには明るい人が集まります。そして暗い表情の人をも明るい表情に変えて行くことができます。自然な笑顔でいると多くの運気が集まり、恋愛・結婚から金運までもいい方向へ変えていけますよ。


【関連】


■執筆者紹介

【羅生門=占い研究家】

手相・姓名判断をはじめに多数の占いを研究をしている。文化センターでの講師のほか、多方面で活躍中。ミスター紳士。愛妻家。



Comments


Commenting has been turned off.
bottom of page