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日本最古の占術【太占(ふとまに)】宇宙の形と酷似する意味とは



太占は鹿の骨を焼きそのヒビ割れの模様で将来を占う


太占は鹿の骨(肩甲骨)や角を焼き、そこに現れたヒビの割れ方で将来を占うというものです。これは個人的な人生や今の運勢などではなく、古くから政治的な判断や国の明暗を占うものとされていたため、民間向けではない占術です。


「波波鹿(ははか)の木」の皮を炭火にしたもので雄鹿の骨や角を焼きます。ヒビ割れの模様によって、吉凶を判断することができ、その年の豊作や凶作も太占で占います。また太占は「ふとまに」と呼びます。カタカナ表記の「フトマニ」を利用して占う占術です。オシテと呼ばれる文字で書かれた古文書のことを指します。フトマニは、古代人の宇宙観を表した古文書です。


また、飛鳥時代から亀の甲羅を焼いて占う「亀卜」が主流になったとい言われています。


太占は神事に用いられる神聖な占術


太占は、民間で用いられるような個人の運勢を占うものではなく、古くから神事として行われてきました。古事記において、イザナギとイザナミが当初国生みがうまくいかず、高天原に相談に行った際、その原因をアメノコヤネノミコトが占った術は、太占だったといわれています。


太占は、日本神話にも登場する古くから行われてきた占いの一つです。一之宮貫前神社や武蔵御嶽神社の2社では、現在も重要な神事として行われているものの、それ以外では目にすることのできない貴重で神聖なものです。


※「太占(ふとまに)… 「太兆」、「布斗麻邇」 とも書き、別名「鹿占」。「全てを映し出す玉」を意味します。

※モトアケを使用した占術を「太占」と言います。

※モトアケ…古代人の宇宙観の象徴。宇宙をかたどったモノと言われています。


また、「フトマニ」とは「膨張と縮小を繰り返す、宇宙そのもの」を意味し、

二十宝玉(フトマニ)…無(潜象界)と有(現象界)の世界をつなぎ、意のままに願いをかなえる”宝”を指します。


こちらの現代科学で解明された宇宙の形とリンク先左画像の「モトアケ」を比較してみてください。


※NASA発表画像引用

中央の円から銀河の配置まで「フトマニ図」と「宇宙の全景」が酷似しています。


この宇宙は、


現実とあの世をつなぐ玉。そして、”あなたの夢を叶える場所”


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